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大和ハウス、岩手県7棟目のMT型物流施設を着工

 大和ハウス工業は4月15日、岩手県胆沢郡金ケ崎町にマルチテナント型物流施設「DPL岩手金ケ崎Ⅱ」を着工する。同社が手掛ける岩手県で7棟目のマルチテナント型物流施設となる。竣工は25年6月30日の予定。

 医薬品や半導体、自動車組み立て工場などが立地する、岩手県内最大の工業団地「岩手中部(金ケ崎)工業団地」内に立地し、既に満床稼働している同社のマルチテナント型物流施設「DPL岩手金ケ崎」(22年9月竣工)の隣接地4万2091.40平方メートルに、延べ2万239.29平方メートルの平屋建てを建設する。最大2テナントが入居可能で、各区画に事務所を設置するほか、施設内に47台分のトラックバースを設ける。また、効率的な物流施設の運営をサポートするトラックの入場予約システムや有償のオンラインチェックインシステム導入も可能とするなど、「荷待ち」時間の短縮や、入出庫業務の効率化を図る。

 東北自動車道北上金ケ崎ICから約3.7キロに位置し、釜石自動車道や秋田自動車道への各幹線道路からのアクセスも容易なことから、岩手県内だけでなく、隣接する青森県や秋田県など北東北エリアへの配送拠点に適しており、県内で需要が増加している半導体・自動車部品関連業者やインターネット通販事業者、小売業者、東北方面への配送を手掛ける事業者のニーズを想定している。また、JR東北本線金ケ崎駅から発着する公共バスの停留所にも近接。更に、テナント企業の従業員の車通勤を想定し、普通乗用車約140台分の駐車場を設置するなど、就労環境を整える。