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建設現場の手入力を音声入力に変える対象用途を拡大 アドバンスト

 アドバンスト・メディア(東京都豊島区)は、同社提供の建設工程管理サービス「AmiVoice スーパーインスペクションプラットフォーム」で音声認識エンジンを強化した。

 従来の集合住宅向けに加えて、病院や介護施設、工場、倉庫、学校、オフィスビルなどの建築物特有の施設・部屋名称や部材にも対応させて、広い現場で活用できるようにした。

 同サービスは、発話をAIが音声認識して記録して〝声〟で入力できる。建設現場での手作業だった入力作業を手間なく行えるようになり、検査後の事務処理作業を効率化する。
現在は、「配筋検査」「配筋写真管理」「建築仕上げ検査」の3つの種類を用意している。その1つの「仕上げ検査」で今回、同エンジン機能を強化した。

 従来の機能では、マンション建設現場で高い認識率を実現できていたが、工場などの現場では発話内容が若干異なり、認識率に課題があった。更に今回、ディープラーニング技術「Transformer」を実装し、認識率を最大10パーセント向上させた。