住まい・暮らし・文化

手引き書「ここまでできる木造建築」、建築基準法改正踏まえ改訂

 木を活かす建築推進協会(代表理事・大橋好光東京都市大学名誉教授)が国土交通省補助事業の成果物として公開している手引き書「ここまでできる木造建築のすすめ」が、4月の改正建築基準法(22年成立)全面施行を踏まえ、最新の法規制を反映した内容に改訂された。同省が3月19日に概要を公表した。

 同冊子は木造建築物の可能性をテーマとし、建物の用途別に適用される法令や規制を整理、紹介している。同法関連の技術書等は一般的に、各種規定や構造耐力など法令の条文に沿った解説を中心としていることに対し、同手引書は図表や写真等も用いながら分かりやすく説明している点が特徴。同省は、「同手引書を手掛かりにした、建築物の更なる木材利用への取り組みに期待している」としている。