ビットキー(東京都中央区)は、同社でスマートロックを軸に展開している、暮らしのコネクトプラットフォーム「homehub」と、その「homehub」と連携するスマートロックを、愛媛県を中心に約1万戸の不動産を管理する三福管理センター(愛媛県松山市)向けに提供を開始した。
三福管理センターは今回の導入により、物理的な鍵が不要な「キーレス」物件として周辺物件との差別化を図る。また、内装などの施工業者も手間がない。一定期間だけ解錠できるキーを活用することで、入居者の退去後の原状回復工事の日数を短縮化する。早期の内見や入居者の受け入れを実現していく。
三福管理センターではこれまでも一部の物件では、ICカードで解錠するスマートロックを導入していたが、鍵の形状が合わない場合や、設置できる物件が限られ、オーナーの導入費用の負担も大きく、導入物件の拡大に課題があった。今回のビットキーのスマートロックは、これからの課題を解消できる。退去者からのICカードや鍵の返却を待たずにすぐに原状回復作業に着手できるようになる。今回の取り組みでは、オーナーの負担ゼロ円でスマートロックを設置した。