トヨタホームは同社の設計・施工・販売を担うトヨタホーム愛知、トヨタホーム名古屋、同社子会社のトヨタすまいるライフの住宅事業部門との将来的な経営統合を見据え、トヨタホーム愛知の全株式を保有するATグループ、トヨタホーム名古屋の全株式を保有するNPTホールディングスと共に、具体的な検討・対応準備を開始する。
統合へのステップとして、26年4月にトヨタホーム愛知、トヨタホーム名古屋のトヨタホーム事業を承継した法人をトヨタホームの連結子会社とすると共に、トヨタすまいるライフの住宅部門を会社分割し同部門を承継した法人も完全子会社とする方針だ。
3社の経営統合によって、システム統合などによる経営効率の改善や人材・拠点の全体最適化、積極的なDX戦略の推進などを通じ、顧客の要望への迅速・的確な対応を可能とする強靭な組織体制を構築する。事業多角化の加速によるバランスのとれた事業ポートフォリオの早期実現や、多様な人材の活躍による顧客の人生に寄り添う循環型ビジネスモデルの構築。カーボンニュートラルに対応したコンパクトシティ開発などの社会課題の解決などに取り組み、地域住民から愛され信頼される〝愛知県で満足度ナンバーワンの住宅会社〟を目指す方針だ。