「土地持ちの資産家に、明るい未来はない」。相続の実例本を20冊以上世に出してきた著者が昨年、相談者から聞かされた言葉だ。
これに対し、著者が打ち出すのが、〝隠れ資産家〟のススメ。具体的には、土地を生かして賃貸事業に取り組むことで財産のバランスを取る。実際、コーディネートを受託した別の案件について、資産10億円のその相談者が亡くなった際も相続税はかからず、申告も不要だという。
本書では、不動産を中心にした相続税の節税対策を紹介。図やイラストを駆使し、生前対策のヒントを散りばめた。127ページ、B5判。幻冬舎メディアコンサルティング刊。定価1050円(税込み)。