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事業・商業施設がけん引 大和ハウス工業 20年3月期

 大和ハウス工業は5月14日、20年3月期決算を公表した。売上高、営業利益、経常利益は過去最高を更新した。事業施設や商業施設、開発物件などの売上高増加が業績向上に貢献した。住宅事業(海外含む)の売上高は、戸建てが4978億円(前期比1.1%減)、賃貸が1兆59億円(同4.6%減)、マンションが3727億円(同8.5%増)。

 同社は新型コロナウイルス感染症の影響はおおむね9月末頃に収束し、その後はホテル事業などが引き続き影響を受けると仮定。21年3月期の住宅関係の売上高では、戸建てで1300億円、賃貸で1530億円、マンションで850億円のマイナスの影響を受けると算出している。

大和ハウス工業

決 算 20年3月

売上高 4兆3,802億円 (5.7%)

営業利益 3,811億円 (2.4%)

経常利益 3,676億円 (2.3%)

当期利益 2,336億円 (△1.6%)

予 想 21年3月

売上高 3兆6,500億円 (△16.7%)

営業利益 1,700億円 (△55.4%)

経常利益 1,640億円 (△55.4%)

当期利益 1,050億円 (△55.1%)