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じげん 追客電話を自動化 新サービス開発

 賃貸住宅情報サービスサイト『賃貸スモッカ』などを運営する、じげん(東京都港区)は、不動産業特化型の新たなサービスとして、不動産の売買業務で特に有用な、自動電話接続SaaS『Lead Cloud』(リードクラウド)を開発した。導入企業は追客に際しての電話を自動化し、業務を効率化できる。

 これまでは、追客業務で一般的に使われている営業メールでの返信率や電話での接続率が低い。人手不足を背景に過去の反響などに対する潜在顧客の掘り起こしも難しい。こうした課題感を持つ不動産仲介会社は多かった。

 今回の新サービスにより、特に売買領域の課題の解消に焦点を当て非効率な電話業務を自動化してもらおうと、7月28日に提供を開始した。

 システム内に顧客リストを取り込み、顧客と接続できた場合にだけ、電話がつながる仕組み。従来の1件ごとに電話を掛けていた手間がない。会話は録音され、自動で商談内容を書面化する。パソコンの同じシステム上で電話の発信から顧客管理まで、追客に必要な業務を完結できる。

 なお同社は、『賃貸スモッカ』のメディアプラットフォームに加え、18年からは不動産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化支援サービスを始めている。7月19日には、不動産会社の顧客管理や業務管理を容易にするサービス『スモッカCRM』の提供も開始した。