大京(東京都渋谷区)は東京都練馬区で開発を進めている、屋上に戸別の太陽熱パネルを設置して各住戸の貯湯タンクにお湯を貯めるシステムを日本で初めて全住戸に採用したマンション(地上4階建て、総戸数61戸)を、3月中旬に発売する。2月20日、報道関係者向けにプロジェクト発表会を開いた。
太陽熱利用システムは、東京ガス(東京都港区)が開発したもの。1住戸当たり2枚の太陽熱パネル(1メートル×2メートル)で太陽熱を集熱し、各戸の貯湯タンクのお湯を温め、高効率熱源機エコジョーズと組み合わせることで、風呂やキッチンなどに効率的に給湯する。試算によると、ガス使用量を約37%削減することが可能で、年間のガス代が約2万8500円割安になるという。
同物件は、練馬区豊玉中4丁目7番に立地し、西武池袋線練馬駅徒歩11分。専有面積は67〜100平方メートル。間取りは3LDKと4LDK。価格は3LDKが4700万円台から、4LDKが6500万円台から。竣工は2014年2月を予定している。