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都心の「1種低層」でマンション114戸 三菱地所レジ

 三菱地所レジデンスは4月27日、東京・広尾(渋谷区)で開発中の分譲マンション「ザ・パークハウス広尾羽澤」のモデルルームを開設する。物件が建設されるのは、東京地下鉄日比谷線広尾駅から徒歩12分、恵比寿駅からも13分ほどで、大正から昭和初期にかけて東京市長などを歴任した中村是公氏が私邸を構えていた場所。2011年夏に同社が土地を取得した。
 住環境を守るため建物の種類や高さが制限されている第1種低層住居専用地域にあり、同社の担当者は、「都心6区(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷)内で第1種低層住宅専用地域は4.8%(約410ヘクタール)にすぎず、稀少性のある立地」と話す。
 住環境の良さが評価され、資料請求やモデルルーム事前案内会には当初想定以上の反響があったという。40代後半の会社員や経営者が最も多いが、他の都心マンションと比べてシニア層の割合が多いのが特徴だ。
 建物は、3階建てで、総戸数は114戸(事業協力者用46戸含む)。間取りは、43~152平方メートルの1DK~3LDK。5月下旬から第1期販売を始める。販売価格(坪単価)は、400万円台中盤の予定。