帝国データバンクの企業倒産集計によると、1月の倒産件数は809件(前年比5.3%減)、負債総額は3016億9600万円(同31.5%増)で、件数は6カ月連続減となったが、負債総額は7カ月ぶりに3000億円台と増加し4カ月ぶりの前年同月比増となった。
これは、公共工事の増加や個人消費の回復で建設業と小売業の2業種で倒産件数が前年同月比大幅減少となったこと、負債総額については、エヌ・エス・アール(宅地造成、建売住宅販売)の1650億円が全体を大きく押し上げたことによる。
地域別に見ると、9地域中、関東・北陸・四国の3地域で前年同月を下回った。
業種別では、主要7業種のうち、運輸・通信業が横ばい、サービス業(同6.3%増)と不動産業(同3.1%増)が増加した以外は減少した。