森ビルは6月21日、管理・運営する虎ノ門ヒルズ、六本木ヒルズ、アークヒルズを接種会場として、新型コロナワクチンの「職域接種」を開始した。同社および同社グループ会社の社員とその家族に加えて、施設の管理・運営に関わる協力会社のスタッフや、テナント企業のワーカー、住宅居住者、商業店舗で働くスタッフなど合計約10万人が対象。9時の受付開始以降、事前予約をした森ビル社員やオフィステナントの社員、協力会社スタッフ等が会場を訪れた。「スタートアップ企業のため、まだまだ順番は回ってこないだろうと思っていた。職域接種の報道をみても、具体的にどう進めるか分からないなかで森ビルから案内をもらい、ありがたかった。職場の近くで接種でき、負担も軽く非常に楽だった」(オフィステナント)。初日は目立った混雑や混乱はなく、スムーズなワクチン接種が進み、3会場合計で約2700人がワクチン接種する見通し。