旭化成不動産レジデンスは5月25日、権利者8人と共同で実施した都市共同化事業(等価交換)「アトラス西日暮里道灌山」(東京都荒川区、総戸数50戸)を竣工した。
従前は、JR山手線西日暮里駅から徒歩3分の道灌山通りに面した好立地に所在し、商業地域でありながら2・3階建ての店舗・住宅6棟の建て替えが進んでいなかったが、将来の相続を見据え、借地借家などの複雑な権利関係を整理。複数の土地の共同化によって土地の高度利用を進めた結果、1K、2LDK、3LDKからなる延べ3170.22平方メートルの12階建てに建て替えた。建て替えに当たっては、仮住まい期間が短い都市共同化(等価交換)事業の手法を採用し、相談開始から5年で竣工。権利者のうち7人が再取得した。
なお、同物件は21年4月に35戸の販売を開始、10月に完売した。