売買仲介

中古マンション価格で「渋谷区」初の1億円超え ワンノブアカインド

 不動産テックサービス提供のワンノブアカインド(東京都港区)は、同社で運営するマンション情報サイト「マンションレビュー」の保有データを基に、2024年4月の全国市区町村の中古マンション相場の調査結果をまとめた。

 坪単価をベースに70平方メートルでの価格に換算した「中古マンション価格」と、当該の価格ランキング上位20位に関する「過去10年間の価格推移」、更には、1年前からの価格の上昇率を表した「騰落率」をランキングした。

 「中古マンション価格」の全国ランキングで、第1位は「東京都港区」で8カ月連続の1億円1000万円超えの1億1863万円となった。第2位は「東京都千代田区」で2カ月連続の1億10000万円超えの1億1008万円だった。第4位の「東京都渋谷区」は2021年5月の同社調査開始以来で初めて1億円を超えて1億219万円だった。

 東京23区以外で最も価格の高かった市区は、「川崎市中原区」で6284万円だった。

 また、首都圏以外のエリアのランキングを見ると、第74位の「名古屋市中区」で3255万円、第19位の「大阪市北区」で5336万円、第90位の「広島市南区」で2934万円、第55位の「沖縄県宜野湾市」で3659万円が目立つ。

 「過去10年間の価格推移」で目立つのは、「東京都中央区」で、10年前との比較で110パーセント伸長している。5年前と比較すると65パーセント伸長、3年前と比べても40パーセント超も伸長している。

 1年前からの価格の上昇率の「騰落率」では、第1位の「東京都中央区」はプラス28・12パーセントで、70平方メートル換算の推定価格は前年比で約2360万円上昇した。更にトップ5を見ると、順に、「東京都」(29パーセント)、「大阪府」(14パーセント)、「神奈川県」(13パーセント)、「愛知県」(6パーセント)、「千葉県」(5パーセント)と続く。