売買仲介

24年中古マンション価格、東京は6746万円で続伸 東京カンテイ

 東京カンテイによると、2024年における首都圏の中古マンション平均価格(70平方メートル換算)は、前年比1.1%下落の4747万円と反転下落し、2014年以降の上昇傾向が一服した。東京都はアッパー層などからの旺盛なニーズを背景に同5.0%上昇の6746万円と上昇率が拡大した一方で、周辺3県はそろって価格が下落した。同社では周辺3県の下落要因について「急激な価格高騰で一般的な購入層への負担感が増したため」との見方を示す。東京都の事例シェアの縮小も首都圏平均の下落に影響したとする。

 近畿圏は同0.9%下落の2865万円、中部圏は同1.6%下落の2240万円とそろって反転下落した。このうち大阪府は同1.0%上昇(3117万円)、愛知県は同1.9%下落(2372万円)となり、各中心エリアで異なった動きが見られている。