ゴルフ場のオンライン予約サービスなどを提供するバリューゴルフ(東京都港区)は、新規事業として、不動産事業に参入する。同社内に専属担当部門を新設した上で、大手不動産会社と連携する。ゴルフ場跡地での環境に配慮した土地活用など、新たな価値を創造していくという。2025年5月1日に不動産事業を開始する。
同社は現在、ゴルフ場の経営に資する各種サービスを提供している。ただ、近年の人口減少傾向の影響から、「余剰ゴルフ場」が今後も増加すると判断した。これまで同社では、ゴルフ場から寄せられる不動産関連の課題については、専業他社と連携することで対応してきた。ただ、ゴルフ場の跡地活用で見られるケースとして、メガソーラー事業への転用が少なくないが、収益性の低下や、環境や景観保全の観点からリスクがある。そこで今後は、根本的な解決の支援に向け、同社自体で不動産事業に新規参入する。