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住まい・暮らし・文化
不動産業 リノベ宣言 ~顧客を知るという発想~ ◇11 あゆみリアルティーサービス 仲介業のエージェント化を予感
「住まいを探す場合、必要とする広さはたいがい決まっているので、購入予算が決まるとおのずと立地が決まります。ですから、物件探しはそれほど難しいことではありません」と語るのは不動産コンサルティング会社、あゆみリアルティーサービス(東京・京橋)の田中歩社長。信託銀行不動産部出身で、6年前にたった一人で起業した。「むしろ難しいのは、購入する理由をはっきりさせることと、買うタイミングです」と話す。「不動産業は、顧客がどんな家族環境や経済状況にあるかということと、何を欲しているのかを分かった上でなければサービスが始められない仕事です」とも指摘する。これからの不動産業は、顧客の身になって様々なアドバイスをするエージェント化が進むことを予感させる会社だ。
(取材協力=公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会・不動産総合研究所)