エフステージは7月27日、アフターコロナの買取再販業界をテーマとしたオンラインセミナーを開催し、約80名が参加した。中古マンション市場の今後について、買取再販をけん引しているインテリックスとエフステージが対談方式で、「これから中古マンション相場はどう動くか?」「今後勝ち残る買取再販業者とは?」の2つをテーマに本音で語り合った。
登壇したインテリックス取締役兼執行役員部長の相馬宏昭氏は、「将来の相場が読めない中で、買取再販を専業とする企業では何を買っていつ手放すかという事業期間と可視化がポイントになる」と説明。更に生活様式の変化するコロナ禍では1つの企業や給与体系で人材育成をしていくのは難しいとした上で、「3つ目のポイントは他社や異業種との連携。独立支援や様々な共同体との事業創出を視野に入れている」と語った。
エフステージ社長の藤島昌義氏は、仕入れ力を強化するためにブランディングや販売促進に取り組んできた経緯などに触れ、「情報整理と正確な情報発信、ターゲットを見極めた商品設計が課題。消費者目線の中で、いかにスピーディに実行していけるかがカギ」と述べ、同社が展開する買取再販に特化したフランチャイズ事業「ワンリノ」について紹介した。