ハウスクリーニングなどのサービスを提供する事業者と利用者のマッチングプラットフォームを運営するユアマイスター(東京都世田谷区)は、新たに、ビルメンテナンス業務向けのSaaS型支援ツール『ビルメンクラウド』を8月にリリースしたのに合わせ、業務のデジタル化などを考えるセミナーを9月15日に開催し、ウェブで配信した。
同社VPoPの久保拓也氏は、ビルメンテナンスの市場や現状について、「コロナ禍の影響で低成長となったが、逆に衛生意識が高まり、除菌や抗菌のニーズが増え、清掃業務などは底堅い。長らくの課題である人手不足や生産性の向上では、単純なIT化ができない業務内容のため、ロボット化やDX化のハードルが高く、課題感を持つ事業者は少なくない」と説明した。
現場に即して
改善するためには、「業務を可視化させて、改善点を見つける。質的な向上で付加価値化を図ることで価格交渉力を持つ。高収益体質に変革する必要がある」と指摘。同社営業部法人営業チームの倉田希氏は、協力会社とも連携しやすく、業務のデジタル化を実現するとして、同社の支援ツール『ビルメンクラウド』を紹介。「案件管理が容易になり、実際の現場業務に即して最適化したシステム。従来のホワイトボードなどのアナログから脱却できる。シフト調整や情報共有をシステム化して効率よく行え、高収益化に期待できる」と説明した。