決算

法人税等の増加で赤字 次期は過去最高益へ サンワカンパニー・21年9月期

 住宅設備機器と建築資材のネット販売を展開するサンワカンパニーは12月1日、21年9月期通期決算(非連結)の説明会をオンラインで開いた。コロナ下でもウェブ広告やSEO(検索エンジン最適化)対策などの集客施策が奏功し、新規登録会員数が順調に増加。増収し、営業利益、経常利益も大幅に増加した。一方、法人税等の増加、東京、福岡でのショールーム移転関連費用により、当期純損失は5000万円となった。

 22年9月期は認知度向上や新規会員数拡大に向けたウェブ広告を引き続き積極的に展開。ショールーム移転による賃借料の削減に加え、システム投資の減価償却が完了する。通期の業績予想は黒字の回復と共に、営業利益では過去最高の5億2000万円を見込む。

 同社は四国エリアの販路拡大に向け、初の常設展示となる体験型の商品展示スペースを百貨店「松山三越」内に10月に出店。22年春には完全無人のショールームを横浜・みなとみらいに開設する。

サンワカンパニー

決 算 21年9月通期

売上高 112億5,900万円 (7.6%)

営業利益 2億7,500万円 (431.3%)

経常利益 2億7,500万円 (380.4%)

当期利益 △5,000万円 (―)

予 想 22年9月通期

売上高 119億1,300万円 (5.8%)

営業利益 5億2,000万円 (89.0%)

経常利益 5億1,300万円 (86.4%)

当期利益 3億5,300万円 (―)

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