楽天損害保険(東京都新宿区)と楽天グループ(東京都世田谷区)は、ドローン(無人航空機)による損害調査の対象エリアを拡大して、全国展開を21年12月16日に開始した。火災保険の鑑定業務で21年4月から関東1都6県で活用しており、反響の良さから日本全国に対象を広げる。
ドローンの活用により、従来の目視では確認しづらかった高所や、二次災害の予想される危険区域でも正確に調査できる(写真)。撮影画像はすぐに現場で確認でき、自宅の屋根の状況が詳細に分かる。実損した箇所以外についても不動産オーナー自身で確認しやすく、修繕事業者側も説明を迅速に行える。