決算

引き渡し1071戸純利益は過去最高 フージャース、25年3月期決算

 フージャースホールディングスは5月14日、2025年3月期連結決算を公表した。建築費高騰の影響は受けつつも、主力の不動産開発事業に加え、収益不動産の売却などで増収増益。純利益は過去最高を更新した。

 不動産開発事業は「デュオヒルズ城内」「ミッドタワーいわき」など、マンション・戸建て計1071戸の引き渡しにより増収増益。CCRC事業は、コロナ禍の仕入抑制の影響で竣工がシニア向け分譲マンション「デュオセーヌさいたまサウス」1棟のみだったことから減収減益。

 不動産投資事業は、棚卸資産(収益不動産及びアパート)の「デュオフラッツ広尾」「デュオフラッツ目黒大橋」など20棟を売却し、増収増益。保有収益物件の安定稼働により賃貸収入も好調だった。

 次期業績予想は、各段階利益で最高益更新の見通し。引渡戸数は計1534戸、棚卸資産の売却棟数は計26棟を予定している。

フージャースHD

決 算 25年3月期

売上高 921億円 (6.6%)

営業利益 92億円 (3.2%)

経常利益 86億円 (13.2%)

当期利益 54億円 (13.7%)

予 想 26年3月期

売上高 1,325億円 (43.8%)

営業利益 129億円 (39.8%)

経常利益 100億円 (16.2%)

当期利益 65億円 (19.0%)

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