アットホームの調査によると、7月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万7679件で、前年同月比4.4%増となり、17カ月ぶりにプラスに転じた。成約の3分の1を占める中古マンションが同15カ月ぶりに増加に転じたことが大きな要因。エリア別に見ると、東京23区は8244件で同9.0%増、東京都下(1515件、同10.3%増)と、この2エリアが目立つ。一方、神奈川県(4372件、同2.6%減)、埼玉県(1867件、同2.1%減)は減少で、共に4カ月連続の減少となった。千葉県は1681件で同4.5%増と回復した。新築、中古別成約数の前年比を見ると、マンションは新築が5カ月連続減少だったが、中古は15カ月ぶりに増加。アパートは、新築、中古とも2カ月連続増加となった。
成約物件の戸当りの賃料指数は前月比で、マンションは新築が107.8となり、2カ月連続で上昇。中古は3カ月連続の上昇。アパートは新築、中古ともに2カ月連続の上昇だった。