森記念財団・都市戦略研究所(竹中平蔵所長)は11月19日、「世界都市総合力ランキング2019」を公表した。トップ10のランキングに変化はなかったものの、3位の東京と4位のパリがスコアで肉迫。同ランキングは、(1)経済、(2)研究・開発、(3)文化・交流、(4)居住、(5)環境、(6)交通・アクセスの6分野、70項目の指標を選定し、各指標のスコア合計をランク付けした。東京の強みと弱みを分析し、特に1位のロンドンとの差が大きい「文化・交流」分野を強化することで、東京五輪以降に東京が浮上すると提言。ハイクラスホテルの整備やナイトタイムエコノミーの活性化、多言語対応の推進により文化・交流分野を伸ばすとした。