ジョーンズラングラサール(JLL)はこのほど、10月末時点のオフィスビル市況をまとめた。それによれば、東京Aグレードビルの空室率は3.4%となり、前月比で0.3ポイント上昇した。1年前の同じ月との比較では2.3ポイント上昇した。空室率が3%台を示すのは2カ月連続となる。丸の内・大手町を含むサブマーケットが上昇し、六本木・赤坂は低下が見られたという。同月の新規供給は16万6000平方メートルだった。Aグレードの賃料水準は1坪当たり月額3万6725円となり、前月比で0.6%下落した。賃料は16カ月連続で落ち込み、前年比では6.8%の下落幅となっている。