北海道東川町は、建築家の隈研吾氏と連携して実施した「第1回『隈研吾&東川町』KAGUデザインコンペ」の受賞作品の製品化プロジェクトを開始する。同コンペは建築と家具が育む新たなライフスタイルを発信することを目指し、昨年初めて実施した。
世界中の30歳以下の学生を対象に「木の椅子のデザイン」をテーマに行い、応募数は事前登録件数が1876件(41カ国・地域)、作品提出件数が834件(36カ国・地域)だった。その中で最優秀賞の隈研吾賞を受賞した杉原有香さん(東京芸術大2年・受賞時)と、優秀賞の一つに選ばれた柳澤星良さん(武蔵野美術大4年・同)の2作品を製品化する。
今月中旬に同町で受賞者と家具職人が顔合わせを行い、22年12月の完成を目指す。完成した製品は東川町のふるさと納税返礼品による限定提供を計画している。
なお、第2回目のコンペも「自由なテーブル」をテーマに募集中だ。作品提出の締め切りは今年3月31日まで。2月28日までに事前登録が必要となる。応募は公式ホームページ(https://www.kagu-higashikawa.jp/)から受け付ける。