スペースリー(東京都渋谷区)は、同社提供のVR(仮想現実)クラウドソフト「スペースリー」について、2022年からの実証運用を経て、2023年4月から和歌山県(岸本周平知事)での本格運用を開始した。
空き家バンクの物件案内をVRコンテンツ化することで、空き家の活用を促進し、空き家対策につなげていく。
実証運用開始後の4カ月で同県海南市、田辺市、橋本市などで2割の空き家をVR内覧できるようにコンテンツを掲載した。
そのうち、既に成約1件、商談中で7件の効果が出ているという。従来よりも空き家物件に関する問い合わせ数が増え、自治体職員の案内負担も軽減できている。