都市再生機構(UR都市機構)は10月、千葉県千葉市美浜区の「高洲第二団地」で、子供の健全な発達や多世代の交流促進に向けた「懐かしいけど新しい、魅力的な遊び場」(以下、「遊び場」)を開設する。また開設に先立ち、6月から10月までに計3回のワークショップを実施し、「遊び場」の利用や運営についての検討を行う。5月21日に概要を発表した。
近年は市街化の進展などにより、子供が自由に遊べる空間や、遊びながら異なる年代・世代が触れ合う機会が減少しており、「心身の健全な発達への影響が課題」(同機構)とされている。そこで同機構は、UR賃貸住宅団地の敷地を活用し、子供の健全な発達に重要だとされる「36種類の基本的な動き」(文部科学省幼児運動指針)の考え方に基づき、多様な年代・属性の人が利用できる「遊び場」の整備を計画。これまで現地でイベントやアンケート調査などを行い、内容の検討を進めてきた。
第1回のワークショップは6月8日に実施。その後、7月頃に第2回、8月頃に第3回を実施し、同団地の居住者や近隣住民、千葉市関連部局、学校関係者、関連分野の専門家らと共に、「遊び場」の使い方や運営のあり方について検討を行っていく。