GVA TECH(東京都渋谷区)は、同社で展開している法務データ基盤システム「GVA manage」(ジーヴァ マネージ)で、各社の事業部の契約書関係や法律相談を支援する人工知能技術を活用した「AIチャットボット機能」の利用者範囲を拡大させた。
従来の法務部門向けの「法務アカウント」だけではなく、事業部向けの「依頼者アカウント」でも利用できるようにした。
新機能は、同システム内に蓄積した過去の契約書や法律相談に関するやり取りのデータを基に作成した過去QAデータベースを介して、チャット形式で回答を呼び出せる。
従来は「法務アカウント」向けに提供してきたが、今回、「依頼者アカウント」を持つ事業部内のメンバーも利用できる。
依頼者アカウントは、役職者や契約締結の窓口となる営業やアライアンス担当者などを中心に、法務部門以外のメンバーが法務部と同様の管理画面を閲覧し、過去案件の検索や、案件の詳細画面の利用ができる。契約に関わることが多い事業部にもアカウントを付与することで、法務部側は、類似の問い合わせや進ちょく管理に関連する業務工数を削減できる。