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富裕層向け大型戸建て、完成前のAR販売開始 ランディックス

 ランディックスグループ(東京都目黒区、岡田和也代表取締役)は、東京都世田谷区奥沢エリアで、戸建住宅の完成前段階でのAR販売を開始した。物件は居住用の木造2階建て。敷地面積は約150平米。

 現実世界での画像にデジタル情報を重ね合わせ、新たな視覚効果を生み出し、あたかも実存するように見えるAR(拡張現実)技術を活用。実物と遜色ないレベルで現地の完成イメージを可視化し、購入検討者が物件完成前の段階であっても安心して早期の意思決定ができる体制を整えた。AR操作によって、物件内部を歩いているかのようにバーチャル内見が可能。同社では、「採光、空間感覚など実物と変わらないレベルで体感することができる。過去の購入者からは『ARで事前に想定していたイメージと、完成した実物にギャップがない』と高い評価を得ている」と自信を見せる。

 世田谷区の中でも有数の高級住宅街である奥沢に建てる今回の物件は、シンプルモダンを基調とした大型の一戸建住宅で、デザイン・設備グレードなど土地の持つポテンシャルを最大限に生かした設計とする。特に大型のアウトドアリビングは、室内から一続きで40畳にもなる空間が開放感を実現すると共に、外部からの目線が遮断されていることで高いプライバシー性を両立している。同社によれば、24年末の完成を見込み、今期業績(25年3月期)への寄与を見込むとしている。

●キャプション
内部の完成イメージAR画像