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イタンジ 不動産各社が導入 業者間情報を電子化

 不動産テック企業のイタンジ(東京都港区)は、不動産売買事業者間の物件確認の業務をオンライン化するサービス『2秒でブッカク!』を、コスモスイニシア(東京都港区)の全営業所に7月26日から提供を始めた。コスモスイニシアでは、物件の確認や広告掲載の許諾、内覧調整などといった事業者間のやり取りをオンライン化する。今回の導入により、これらの作業時間を全体として95%程度削減できると期待している。

 同サービスは、事業者間のやり取りをオンライン上で完結する。従来の電話やファクスによる一次対応の受電を減らすことができる。業務を効率化し、在宅やテレワーク勤務での対応も可能にする。

申込受付も電子化

 更にイタンジは、不動産会社の賃貸業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を支援しているサービス群『ITANDI BB+』(イタンジビービープラス)の不動産関連ウェブ申込受付システム『申込受付くん』を、一誠商事(茨城県つくば市)のすべての拠点に8月1日から提供を開始した。

 一誠商事は、茨城県南・県央エリアを中心に、約2万2000戸の賃貸物件を管理している。入居の申し込みに必要な情報や手続きの進捗などをデジタル化させることで、賃貸仲介会社や家賃債務保証会社、保険会社などと円滑に連携していく。

 また、一誠商事は、入居申込申し込みや募集状況の情報を即座に同期させ、イタンジが提供するリアルタイム不動産業者間サイト『ITANDI BB』(イタンジビービー)を通じて、賃貸仲介会社との最新情報の共有を、より一層容易にしていく。