セールスフォース・ドットコム(東京都千代田区)は、創業後の間もないスタートアップ企業のビジネスを支援するため、『第1回 Salesforceスタートアッププログラム』を立ち上げ、支援対象企業として、オフィスビル情報プラットフォーム『estiepro』を運営するestie(東京都文京区)など4社を10月6日に選定した。3カ月間、事業や営業スキルの向上、組織体制の構築などで無償支援する。
同プログラムは、今回からスタートさせた。知見やノウハウ、セールスフォース製品を無償で提供し、社会課題の解決や、社会変革の今後を担っていくスタートアップ企業の〝より加速度的な〟成長を支援する。
支援対象企業の中で、estieが提供するサービス『estiepro』は全国7万件以上、都心5区内の90%を網羅したオフィスビル情報プラットフォーム。物件情報や空室情報、募集賃料、入居テナントなどといった、オフィス賃貸業務に必要な情報を提供している。estieCEOの平井瑛氏は、「今回のプログラムの学びを通じ、不動産業界に提供するサービスのプロダクトや、チームをさらに進化させていきたい」とコメントしている。
そのほかの対象企業は、顧客分析ツールを提供するKiZUKAI(東京都中野区)、顧客開拓プラットフォームを提供するRockets(東京都千代田区)、アプリケーション脆弱(ぜいじゃく)性診断ツールを提供するエーアイセキュリティラボ(東京都江東区)の各社が選ばれている。