デリバリーコンサルティング(東京都港区)は、企業の管理者を対象に、労働時間の削減やテレワークへ移行するための『自ら使いこなせるRPAの選び方、使い方』を解説するセミナーを10月13日に開催し、ウェブで配信した。
働き方改革やテレワークが推進される中でも、「特に、管理部門などのバックオフィスでは、アナログな対応が要因となって自由度の高い働き方ができない課題に直面している。業務内容を見直すことで大切な時間を創出し、自動化によって生産性を高めていく必要がある」と説明した。
その解決策の1つで企業では、事前に決めたルールやAI(人工知能)などで制御することで、定型業務を自動化できるロボットのツールである「RPA」(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入が進んでいる。
ただ、導入はしたものの、課題感を抱えている企業が少なくなく、「RPAの特性を理解すること。適用できる業務を整理し、できるところから始める〝スモールスタート〟で成果を得られれば、組織内の〝横展開〟にも期待できる。RPA製品の性能だけに目を奪われずに、人特有の業務と連携した運用方法が重要となる。各自が〝うまく使いこなせる〟のかどうかがポイントになる」と解説した。
更に、RPAを導入する部署のほとんどが、「業務内容で相性の良い管理部門。入出金管理や請求書の送付、データの入力、勤怠管理などの総務・人事関連などの多岐にわたっており、RPAの活用の改善が〝全社業務〟に与える影響は大きい」と強調した。
これら課題感を解消する最適なRPAツールとして、直感的な操作性が特徴で導入前からの支援もある同社が提供する『ipaS』(アイパス)をその操作のデモンストレーションを交えて紹介した。