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不正アクセス防止を 三菱電機インフォ

 三菱電機インフォメーションシステムズ(東京都港区)は、電話番号で個人を識別する同社提供のクラウドサービス『TELEO』(テレオ)の解説セミナーを21年12月に開催し、ウェブで配信した。

 オンラインサービスの利用時の本人確認で普及した「パスワード認証」の危険性が最近になって指摘され始めている。そこで、複数の方法を組み合わせる「多要素認証」が普及するものの、これも、セキュリティ性やプライバシー面、利便性で課題がある。同社ではその代替手段として、安全性と利便性を両立できる「電話発信本人確認サービス」を推奨している。

 同社のサービスは、インターネットサービスの普及から問題視される「サイバー攻撃」や「不正アクセス」を防ぎ、SMS(ショートメッセージサービス)の認証に代わる新たな方法になるという。

 当日のセミナーでは、その特徴や有用性、活用場面などを説明した。従来の方法では、「IDやパスワードを失念する恐れがある。多くの企業が採用している多要素認証は〝なりすまし〟などのリスクもある」と指摘した。また、「ワンタイムパスワードやSMS認証も、結局は、入力などに手間がある。米国の専門機関ではセキュリティの側面で〝非推奨〟に位置付けている」と説明。同社提供の電話発信認証サービスは、「事前登録した電話番号からTELEO指定の番号に発信するだけで、認証が完了し、暗証番号を入力する手間を省く。クラウドサービスのシステム構築や専用サーバーが要らず、初期導入時の負担が軽く、適切に本人確認ができる」と特徴を紹介した。