セコム(東京都渋谷区)は、同社で開発中の『新しい見守りセンサー』の検証試験を3月末まで行っている。介護付有料老人ホームで検証を重ねており、現状の課題である介護サービスの向上と介護業務効率化の両立を実現させる。
各居室内に設置する新センサーが転倒や姿勢の変化、就寝中の呼吸や体動などをリアルタイムに検知。介護スタッフのスマートフォンに通知する。直接には目の届きにくい場面でも迅速に対応できる(イメージ図)。センサー情報のリアルタイム通知や、データも分析でき、客観的なデータに基づく最適なケア計画の作成もできるようにする。
従前からセコムでは、『セコム・ホームセキュリティ』の防犯センサーの検知情報に基づく『安否みまもりサービス』を提供している。今回の新たなセンサーでは、より手厚い見守りが必要な人にも対応できるようにする。
検証試験は、同社のグループ会社のアライブメディケア(東京都渋谷区)が運営する「アライブ世田谷中町」(41室43人)で行っている。