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フォーティネットジャパン セミナー 工場のサイバーセキュリティ 

 フォーティネットジャパン(東京都港区)と経済産業省は、『経済産業省の「工場セキュリティガイドライン」を活用して工場設備の生産性を向上』と題して、工場でのサイバーセキュリティ対策を考えるセミナーを4月に開催し、ウェブで配信した。

 経産省は今夏に、「工場セキュリティガイドライン」を策定する。経産省サイバーセキュリティ課課長補佐の塚本大介氏は、「サプライチェーンの取引先の影響により生産ラインが止まるなど、損害は数千万円、数億円にもなる。ガイドラインは情報システム(IT)でなく、産業制御システム(ICS)や制御・運用技術(OT)を対象に定める。対策を考える機会として経営層が主導し、業界の価値を守ってほしい」と伝えた。

 フォーティネットジャパンOTビジネス開発部部長の佐々木弘志氏は、「工場はクローズな環境でなく、IT侵害の脅威がOTにまで届く。対策には、変化に強い柔軟な組織・人・運用・システムが必要。1つのミスが全体に影響し、データだけでなくビジネス自体が〝人質〟になる」と強調。その対策に最適として、同社提供の『ウェブ簡易診断サービス』を紹介した。