三井デザインテックが手掛けた2つのプロジェクトがこのほど、スカイ・デザイン・アワード2024のインテリア・デザイン部門でそれぞれ「Bronze」を受賞した。
1つは、クレアシオン・キャピタルのオフィス拡張に伴い、三井デザインテックがデザインした「クレアシオン・クラブ」だ。会社の受付と顧客同士の交流のためのサロンを一体化した。自然素材の仕上げや高品質でロングライフな家具を配し、廃棄物削減の観点から既存のシステム天井の下に新規天井を組む空間構築が評価された。
もう1つは、ルスツリゾートホテルの客室だ。「満たされること」をコンセプトとした客室は、水・光・火・音響・香り・デジタル・自然との共生を取り入れた体験型空間を表現。インパクトと繊細さを兼ね備えた上質な空間デザインや、気分に合わせて選択できるシーンによって、顧客の心地よい時間を創出するための工夫が評価された。
Sky Design Awardsは2019年に、メルシーメディアによって、限りなく広がり続ける「Sky(=空)」のようにデザイナーの可能性と視野を広げるという目的で設立された。日本、香港、カナダが参画している3国協働のデザイアンワードで、デザイナーと事業者をマッチングする取り組みも行っている。