空間解析システム開発のMYCITY(東京都千代田区)は、オンラインでの会議に際して参加者の「表情」を分析できる新たな機能を開発し、5月13日に提供を開始した。オンライン会議を、より快適に運営できるようにする。
同社は大手ディベロッパーと連携し、オフィスIoTやスマートビルディングの領域でオフィス内の位置情報や什器利用率の可視化のソリューションなどを提供している。
コロナ禍の企業各社では、オンライン会議が普及している。ただ、参加者が誰も顔を出していない画面に、話者が一方的に話しかけたり、音声や表情などが分からず理解度が確認できない。その不便を低減する。
今回の新機能では、会議で録画したデータファイルを同社のクラウドサーバーにアップロードすると、同社独自のアルゴリズムで参加者の表情を分析して評価する。その結果をチーム責任者に報告書として提供する。例えば、表情分析として、下を向いた回数や、うなずいた回数、表情の変化の回数などが数値で分かる(写真)。1人当たりの月額料金で利用できる。