分譲マンション事業者などに3D(3次元)コミュニケーションプラットフォーム『ROOV』(ルーブ)を提供しているスタイルポート(東京都渋谷区)は、第三者割当増資で総額4.2億円を10月6日までに資金調達した。同社では、VR(仮想現実)技術を活用した新築マンション販売ソリューションを提供している。調達資金を生かして今後は、戸建て住宅やリフォーム市場のほか、マーケティングや施工管理の場面での活用も訴求する。人材の採用も積極化する。
スタイルポートは、19年4月にクラウド型VR内覧システムの提供を開始して以降、分譲マンション事業者を中心として累積約70社・270プロジェクトのマンションギャラリーなど向けに同サービスを提供してきた。その間、3DCG(コンピューターグラフィックス)を基軸として、実際に現地を〝歩いている〟かのような臨場感と、商談資料の情報共有機能などを強化させたことで、同サービスを〝販売支援ソリューション〟として発展進化させている。
今回、増資を引き受けたのは、新規先で、日本郵政キャピタル(東京都千代田区)、ゼンリンフューチャーパートナーズ(東京都千代田区)、Sony Innovation Fund(東京都港区)、三菱UFJキャピタル(東京都中央区)や、従来からの、マーキュリアインベストメント(東京都千代田区)、みずほキャピタル(東京都千代田区)などとなっている。