大崎電気工業(東京都品川区)、建設DXアプリ『SPIDERPLUS』を提供するスパイダープラス(東京都豊島区)は、ビル管理業務向けに、省エネルギーなどに寄与する「脱炭素化」のほか、ビル管理現場での「DX化」の推進を支援するため、新たなサービスの共同開発に着手した。スマートロックを軸として、新サービス開発の実証実験に22年度中に着手する。IoT機器などとの連携サービスも開発していく。
大崎電気工業は、これまでに、スマートメータリングシステムやスマートロックなどのIoT技術を生かした既存ビル向けのDXサービスを提供している。そのメンテナンス現場で、紙図面や資料のデジタル化が急務になっている課題に着目した。今回の両社の連携によって、デジタル化された現場情報を活用できるサービスを共同で開発することができ、省エネ活動や脱炭素化に寄与していく。
具体的には、スマートロックのアクセス権付与や管理、ログについて共同開発し、建設現場での運用の場面で時間の最適化を支援する。メンテナンス現場の課題解消に合わせた機能の共同開発や、IoT機器との連携によって2次元図面を使うDXに向けた新たなサービスを開発する。