レシカ(東京都千代田区)は、デジタル上で唯一無二性を示す不動産NFT(ノン・ファンジブルトークン)をスマートフォンだけで売買や保有、管理のできる新たなサービス『ANGO』の提供を今秋に始める。現実空間と連動させることで、デジタル不動産NFTの所有者がリアル物件の施設での宿泊権利を所持できるようにする。
デジタル物件は、メタバース(仮想空間)上の「家」として、世界に1つだけの空間にできる。従来の単一な中央管理制とは違う組織体系として最近注目が集まるDAO(分散自律型組織)の観点を採用した。リアル物件と連動させてその運営に関与できる。デジタル不動産NFT所有者がリアル物件を「民泊」などで幅広く運営すればNFT所有者以外も利用できる。
今後は、デジタル不動産を起点に、社会問題化する空き家などのリアルな物件の利活用や活発化を促し、地方経済の活性化なども目指す。