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富士通 新サービス 脱・固定電話を支援 

 富士通(東京都港区)は、働き方が多様化する中で様々な場所での円滑なコミュニケーションを実現するというIP―PBXシステム『Fjitsuテレフォニーソリューション ソフトウェアPBX』を開発した。従業員が持つスマートフォンやパソコンを「内線電話」として利用できるようにする。

 従来の場所的な制約がある固定電話のスタイルを脱し、在宅勤務やサテライトオフィスでタイムリーに通話できる。顧客や取引先、従業員同士のコミュニケーションが円滑になる。オフィスで外線の代表電話に着信した際、そのオフィスだけでなく、外出中の従業員も受電できる。場所の制約がなく、電話対応や取次ぎが容易になる。深夜や営業時間外などによって受電ができない場合の「自動音声応答」や「緊急連絡先通知」も設定できる。

 ハードウェアとの一体型製品とは異なり、ソフトウェア型で提供するため、従業員の規模やニーズに応じた柔軟なシステム構築を可能にした。例えば、内見に随行する営業スタッフが外出中の現地で直接、容易に受電できる。

 既存の業務システムサーバやクラウド環境に同システムを搭載することで、導入費用から運用・管理費用までを低減できる。今後は、マイクロソフト製で業務用チャットやウェブで会議ができる「マイクロソフト チームス」などのコミュニケーションツールや、防災や医療などの業務システムとも連携を強化。外部からの電話を「マイクロソフト チームス」を利用する端末に転送ができる。