JLLがまとめた投資分析レポートによると、18年第1四半期の日本の商業用不動産投資額は、速報ベースで前年同期比8%増の1兆3680億円(ドル建てでは前年同期比15%増の128億ドル)を計上した。第1四半期の投資額としては、16年、17年を超える水準となった。
決算末を迎えるに当たり、保有不動産売却や上場リートとスポンサー企業による資産入れ替えなどによる取り引きがけん引と同社は分析。価格サイクルのピークを意識せざるを得ない緩やかな価格変動が物件売却の意思決定を後押しし、市場への物件供給が増加すると推測し、18年の年間取引額は前年を上回ると推計している。