国土交通省は5月14日、「グリーン住宅ポイント制度」について21年4月末時点の実施状況を公表した。それによると、ポイント申請受付状況は合計1171戸(新築1030戸、リフォーム141戸)で、審査の結果実際に発行したポイントは合計211戸、8931.8万ポイント(新築191戸、8790万ポイント、リフォーム20戸、141.8万ポイント)となった。内訳を見ると、新築では「高い省エネ性能等を有する住宅」が129戸と多く、この中でも認定長期優良住宅が70戸を占めている。
なお、賃貸は申請受付が0戸のためポイント発行はなし。既存住宅の購入と1000万円未満のリフォームについては5月6日から申請受付を開始している。
同制度は、新型コロナウイルス感染症の影響によって落ち込んだ経済の回復を図るため、一定の省エネ性能を有する住宅の新築やリフォーム等に対してポイントを付与する仕組み。付与されたポイントは様々な商品や、「新たな日常」に対応するための追加工事の費用等に使うことができる。