日本通運グループのワンビシアーカイブズ(東京都港区)は、提供する電子契約サービス『WAN―Sign』(ワンサイン)と、NTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)が提供する請求書電子化サービス『BConnectionデジタルトレード』との連携を8月11日に始めた。見積もりや契約、請求といった、一連の企業間取引の電子化を可能にし、業務の効率化などを支援する。
『WAN―Sign』は、GMOグローバルサイン・ホールディングス(東京都渋谷区)の技術基盤をベースとして、ワンビシアーカイブズがGMOと共同開発した電子契約サービスで、紙と電子の両方の文書に対応する。今回の連携で、電子契約書の作成や署名、保存などの契約に関わる機能のほか、見積もり書や請求書の作成、取り交わしなどを含めて、円滑に手続きができるようにした。導入企業はこれをプラットフォームにすることで、各種の手続きを一気通貫に電子化できる。
ペーパーレス化で書面の郵送が不要となる。普及の進むリモートワークにも対応する。導入企業がすでに活用しているERP(総合基幹業務システム)とも容易につなげられる。大規模なシステム改修も要せずに関連データを連携させ、転記ミスなどのリスクも防げる(イメージ図)。