RX Japan(旧社名・リード エグジビション ジャパン、東京都新宿区)は、12月6日から8日までの3日間にわたり、あらゆる建築物を対象とした建築総合展『ジャパンビルド~建築の先端技術展~』を東京ビッグサイト(東京・有明)で開催した。初の『建設DX展』を含めて7展を同時開催。全来場者のマスク着用や検温などで感染防止対策を徹底し、前回比1.5倍の過去最多430社がブース出展して、最新製品やサービスを紹介した。
住宅やビル、商業・公共施設などの幅広い分野を網羅した最新技術・サービスなどを紹介した。来場者が直接に見て、触れて、比較して、交流もできる〝体感〟型の見本市として毎回、開催している。
スマートハウス
7展のうち、『スマートハウスEXPO』で、アクセルラボ(東京都渋谷区)は、スマートセキュリティサービスなどを紹介した。「想定したハウスメーカーに加え、賃貸管理会社も関心が高い」(同社セールス・マーケティンググループカスタマーサクセスの上野山雄紀氏)という。
ライナフ(東京都文京区)は、最新技術を応用して荷物の再配達を防ぐ「置き配」システムを紹介した。「スマートロックが玄関だけではなく〝共用エントランス〟にも利用できる、と驚きの声が寄せられる」(同社営業部フィールドセールス1課課長の矢嶋恵亮氏)など、来場者は、それら最新技術の活用場面の広さに興味を引かれていた。
不動産テック
『不動産テックEXPO』で、WealthPark(東京都渋谷区)は、オーナーアプリなどを紹介した。「賃貸住宅管理業法を機にオーナーとのつながり方を再考したいと相談が多く、反応がよい」(同社SaaS事業部営業部の奥野大成氏)という。
GMOReTech(東京都渋谷区)は、入居者など様々な関係者をつなげるアプリを紹介した。「管理画面や特に操作性の分かりやすさに好評を得ている」(同社マーケティングアライアンス部リーダーの宮崎優氏)という。
スペースリー(東京都渋谷区)は、360度パノラマコンテンツサービスを紹介した。「非対面ニーズが高まり、活用方法の質問が多い」(同社営業マーケティング本部マーケティング部マネージャーの酒井隆弘氏)など、来場者は新たなコミュニケーション方法を模索していた。
不動産クラウドファンディングシステムを紹介した、グローシップ・パートナーズ(東京都港区)は、「注目度の集まる新たな分野のため、関心度が高い」(同社セールスマネージャーの川口兼一郎氏、同社シニアコンサルタントの海老名志通氏)という。
不動産クラウドファンディングシステムを紹介した、Relic(東京都渋谷区)は、「伸びしろのあるこれからの成長市場にチャレンジをしていく意識が強い」(同社グロースマネジメント事業本部プラットフォーム事業部マネージャーの高村弥希氏)など、来場者は新たな領域に注目していた。
22年には大阪開催
22年9月には同様な『関西展』をインテックス大阪(大阪市住之江区)で開催する。