R・project(千葉県安房郡鋸南町)と、同社グループのRecamp(東京都目黒区)、東日本電信電話(NTT東日本、東京都新宿区)は、キャンプ場スマート化の共同実証実験を始めた。Recampの『RECAMP館山』(千葉県館山市布沼地内)を活用し、ICTによるキャンプ場運営のスマート化や周辺地域への誘導と消費の促進など、地域活性化の実現を12月まで実証する。
R・project提供のキャンプ場検索・予約サイト『なっぷ』と、NTT東日本のICT技術を生かして、スマートフォン用のアプリケーションを開発する。運営上の負担を軽減して業務の効率化や利用者の利便性、安全性の向上を図りたい考え。アプリを通じた特産品の取り扱いや誘客、特典の付与などで地域経済や人流の循環などを促進させ、新たな地域活性化の仕組みを実証実験で検証する。
実証実験の結果を得て、地域のデジタル化の推進やデータの利活用による新ビジネスなどを検討する。今後は本格的に実装して、今回の事例をモデルケースに全国のキャンプ場などに普及させる。地域経済の持続的な発展やスマートシティの実現に貢献する。
