インフォマート(東京都港区)は、電子帳簿保存法対応の同社で展開している文書管理サービス「BP Storage」を、東京建物(東京都中央区)向けに提供した。
導入活用によって東京建物では、月間で約300件の請求書や領収書を電子保存し、バックオフィス業務の最適化を推進している。
東京建物の経理部では現在、取引先が約8000社に上り、メールやPDFで受け取った請求書や領収書についてそれぞれ印刷、押印、回覧する手間があった。同時に電子帳簿保存法に対応する運用体制の整備が急務となっていた。
また、同社の住宅業務統括部では、住宅部門の物件に関わる請求書を取り扱っている。同社販売センターなどに届く請求書は、現場担当者が東京本社に郵送していた。その結果、本社と販売センターの営業日が異なる関係上、更には、販売センターは関西や九州の遠方のために、配達日数のタイムラグに課題感を抱えていた。
そこで今回、それらの課題感を解消できるとして、「BP Storage」の導入活用を始めた。
その活用で、承認フローを設定しなくても問題なく、かつ、電子保存でき、法令に対応した運用整備を実現している。また、説明書を読み込まなくても直感的な操作性で使えるため、業務の効率化を実現している。
今後、更に東京建物では、更なる業務の効率化や不動産業界の商慣習の「紙文化」の脱却を図り、電子化やデジタル化を推進していく。