積水化学工業は4月27日、20年3月期決算を開示した。新型コロナウイルス感染症の影響で、部材納入遅延による期末引き渡しの遅延が発生。住宅カンパニーの売上高は対前年同期比1.2%増となったが、4期ぶりに減益した。
20年度上期は新型コロナの影響を大きく受けると想定し、通期は減収減益と予想する。収束後の需要に向けて、営業戦略や商品戦略などの強化は継続する。モデルハウスの来店客減少を補うために、ウェブ経由での集客を強化。体感型ショールームは20年度末までに32カ所に拡大する(19年度末は23カ所)。
積水化学工業住宅C
決 算 20年3月期
売上高 5,129億円 (1.2%)
営業利益 377億円 (△3.1%)
予 想 21年3月期
売上高 5,055億円 (△1.4%)
営業利益 320億円 (△15.3%)