自動車用各種製品メーカーの東海理化(愛知県丹羽郡大口町)と、新規事業開発をコンサルティングするdotD(ドットディー、東京都港区)は、社用車向けの管理システム『FREEKEY 社用車予約』を共同で開発した。実証実験を始めており、22年1月に本格運用を始める。
社用車の予約や運行日報の作成、車両点検の履歴を一元管理でき、デジタルキーで解錠や施錠が容易にできるようにする。利用方法は、スマートデバイス『FREEKEY Box』内に社用車の物理的な鍵を入れて車内に設置すれば、そのままの状態で、スマートフォンで鍵の解錠・施錠ができる。工事の必要がなく、後付けで設置できる。インターネット設備のないオフライン環境でも対応する。
システムのカレンダーで車両の利用を予約すると、自動的にスマートフォンのアプリにデジタルキーが配信されて社用車を使える。物理的な鍵の受け渡しの手間がなくなり、運転者や管理者も煩雑な手続きをする必要がない。
また、乗車前後の車両点検内容を入力でき、運行日報の記入などもスマートフォンでできる。社用車の利用履歴を可視化させるので、社内で必要な台数の検討もできる。